2010年11月9日火曜日

Stay hungry, stay foolish ①

Apple創始者のスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で卒業生に向けた有名なスピーチがある。下の2つがそれ↓↓










メッセージはとてもシンプル。


「自分の好きなことを探し続けること。見つけた人はそれが将来に繋がると信じて行動すること。Stay hungry, stay foolish.(ハングリーであれ、バカであれ)」


彼はスピーチを通して3つの話をしている。僕は3つ目の「死」の話が好きだ。 個人的に一番耳に残るのが下の一文。


『一日一日を人生最後の日として生きよう。いずれその日が本当にやってくる。今日が人生最後の日だとしたら、いまやっていることは本当にやりたいことか?「NO」という答えが幾日も続いたら何かを変える必要がある』


自分の好きなこと、やりたいことって何なんだろう?



子供の頃からずっと映像を見るのが好きだった。

それが今に至るまで続いて、就活では何かしら映像に関係する仕事を探していた。
不思議なことに、なぜこんなに映像にこだわるのか自分でもよく分からない。


きっかけは親だと思う。

親はTVをあまり良いものとして捉えてないタイプだった(今は違うけど)
だから子供だった自分がTVに魅入ってると「いい加減にせいッ!」とよく叱られた。もちろんTVゲームは一日1時間。

禁じられると余計に見たくなるし、やりたくなる。
そこから映像に対する欲求が生まれたんだと思う。

TVゲームなんか、親が悪影響を及ぼすとか言って、ゲーム機をなかなか買ってくれなかったっけ(笑)
そのせいで、ゲームを始めたのが友達の中でも最後のほうだったばっかりに、バトル系のゲームでは経験者に全然勝てなかった。。苦い思い出だなぁw(だからいまだにバトル系のゲームはあんま好きじゃなかったり)

昔、親父は仕事から帰ってきてから、ビールを飲みつつ夜9時から始まる映画を見ることがあった。当時、自分は9時には寝かされてたから普段は見れない。
けど、時々「見るか?」と言って親父と二人で映画を見れるときがあった。子供ながら夜更かしをして映画を見るひと時。あの時間は最高に楽しかった記憶がある。
自分の映画好きはたぶんここから始まってる。

中学、高校ではTVドラマにハマった。
今でこそ笑っちゃうけど、キムタクのHEROを見たときは検事になりたいと思ったし、踊る大捜査線を見たときは刑事になりたいと思った(笑)
検事とか刑事の仕事すげーなぁと思ううちに、そう思わせるドラマを作るTV局ってすげーなと思うようになった。ここから映像の作り手側に興味を持つようになった。

大学では作り手側の体験ができそうなサークルってことで放送研究会に入った。
放研ではいろいろやったけど、僕はやっぱり映像制作が一番好きだった。
文化祭の打ち上げで自分が制作して流したエンディング映像は一生忘れない。流したときにみんなが流してた涙も忘れない。あのとき感じた達成感というか幸福感はハンパじゃなかった(ここらへんのことは別の機会に詳細を書こうと思う)


映像ってずっと残るからいい(写真もそうだよね)
だから大学時代はビデオカメラ片手にずいぶん映像を撮り貯めた(その一端をmixi上でも公開してるけどw)

作り手が死んでも映像自体は残る。アートなんかまさにそう。
アーティストが死んでも、作品は生き続ける。

自分が作った文化祭のエンディング映像はたぶん後世まで、サークルの部室に保管される。自分が卒業しても、自分が作った映像作品は大学に残り続ける。

社会に出てもそういうことがしたい。つまり、何か残したい。



「残す」



その手段は映像だけじゃないことに気づく。

ここから「広告」に興味を持つようになるんだけど、つづきは次回へ。。